ギターリペア〜ネックリセット①
ハイ起きしたギターのネックを外して、ネック角を調整後、もう一度ネックをはめます。
指板を外して、ロッドも入れ替えます。補強材も入れます。
ポジションマークは再利用するため、ドレメルでサルベージします。
ヒーターで指板を温めて、ペイントナイフで指板を剥がしていきます。
剥がすと蓋が現れ、ロッドが見えます。ロッドの蓋とロッドの間に隙間がありました。
新たなロッドをはめるため、元の溝を埋めます。今回は黒檀を使用しました。
ダブテイルの境目にドリルで穴を開け、その穴からエスプレッソマシーンの蒸気を入れてボンドを温めて、治具を使ってネックを外します。水が大量にギターに入ってくるので、ボディ内にタオルを入れます。蒸気を入れながら、治具のネジを回してネックに圧力をかけていきます。
30分格闘のち取れました。少しギターのボディにネックの材が残ってしまいました。きれいに剥がさねばいけません。それと、ボディもネックもずぶ濡れなので、少なくとも1日は乾燥のため触れません。